ガクガクガクガク……うん、さうだつけ、俺は仕事を探しに行かなきや――」
と彼は慌てふためいて立ち上つたが、竹竿に吊された干物みたいに寄辺ない有様をして、彼自らの魂魄を探しあぐねた魍魎のやうにウロウロ四辺を眺め廻した。
「――ウヘッ、何んだか俺の存在は、我思ふ我在りみたいに頼りがねえよ……」
ガクガクガクガク……うん、さうだつけ、俺は仕事を探しに行かなきや――」
と彼は慌てふためいて立ち上つたが、竹竿に吊された干物みたいに寄辺ない有様をして、彼自らの魂魄を探しあぐねた魍魎のやうにウロウロ四辺を眺め廻した。
「――ウヘッ、何んだか俺の存在は、我思ふ我在りみたいに頼りがねえよ……」