坂口安吾 『竹藪の家』 与里である、その人影は。 駄夫は幾分意外を感じ、路傍に寄り麦の畑に腰を下して与里の近づくのを待つてゐたが、項垂れてボンヤリ歩いてゐる与里は路傍の駄夫に心附かずに数歩向うへ過ぎて了つた。 駄夫は畑から飛び下りて与里の肩先を叩いた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア