打ち開けぬことが秘密臭いわけでもなく、又気詰りといふわけでもないが、ザックバランに打ち開けてみるのも又清々として宜しいであらう。
もとより駄夫にしてみれば、それはどちらを選ぶにしても深く気に病む程の事ではなかつたから――そこで又、駄夫は酔ひ痴れたやうに喧しく、身体全体を踊るやうに動かせ乍ら、ガアガアと喚き立てて物語りはじめた――
「ハク、白状しちまふとね、君ん家へ居候を初めて以来、仕事を探しに行つて来ますつて言ひ乍ら飛び出すけどね、あれあ皆んな大嘘さ、仕事を探したことなんか一日だつて有りやしないんだよ。