それから、彼自らの塋墳は、彼の弛ゆみない探索によつて探し当てたものであつたが、墓地の全く片隅の湿りの深い垣根際に、無花果のバサバサとした葉の陰に、鈍くブスブス燻されてゐた。
高さは一尺にも尚足るまい、棄て去られたもののやうに列の外へハミ出してゐる其の墓は、ひどく愉しげな地蔵尊者(?
の形式に刻まれてゐた。
それから、彼自らの塋墳は、彼の弛ゆみない探索によつて探し当てたものであつたが、墓地の全く片隅の湿りの深い垣根際に、無花果のバサバサとした葉の陰に、鈍くブスブス燻されてゐた。
高さは一尺にも尚足るまい、棄て去られたもののやうに列の外へハミ出してゐる其の墓は、ひどく愉しげな地蔵尊者(?
の形式に刻まれてゐた。