それで駄夫はシンとした身体を起して洋服を着けはじめたら、いろんな取止めのない昔のことが蕈のやうにノコノコ生えたりパッと消えたり又現れたりした。
矢張り出掛けねばならぬのである。
自然に身体が出掛けるやうに動くのか、出るよりほかに仕方がないのか、やはり外気はひろびろとして物憂い心にも宜いのであらうか――ま、どうでもいい。
それで駄夫はシンとした身体を起して洋服を着けはじめたら、いろんな取止めのない昔のことが蕈のやうにノコノコ生えたりパッと消えたり又現れたりした。
矢張り出掛けねばならぬのである。
自然に身体が出掛けるやうに動くのか、出るよりほかに仕方がないのか、やはり外気はひろびろとして物憂い心にも宜いのであらうか――ま、どうでもいい。