坂口安吾 『竹藪の家』 駄夫はヒョイと立ちはだかり、老婆の方へつめて行く総江をおさへた。 そして、否応なしに後を向かせ階段の方へ押しやつて、背を押し乍ら自分も一緒に降りてきた。 総江はふくれて地蹈鞴ふんだり首を張つたりしてゐたが、割りに素直に、それでも下へ辿りついた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア