今日も亦、かくて一日は終れり……あきらめと思へば、あきらめとも言へるところの、穏かなものではあるが心細い慰めを、一日に一度づつくる黄昏は、駄夫の心に植えてしまふ。
入口に来てふと気がついたら、家の中は暗闇であつた。
見上げたら、二階からも一条の光さへ洩れやうとはしてゐない。
今日も亦、かくて一日は終れり……あきらめと思へば、あきらめとも言へるところの、穏かなものではあるが心細い慰めを、一日に一度づつくる黄昏は、駄夫の心に植えてしまふ。
入口に来てふと気がついたら、家の中は暗闇であつた。
見上げたら、二階からも一条の光さへ洩れやうとはしてゐない。