坂口安吾 『竹藪の家』 うつかりしてゐると、その聯絡もなく忽然と浮かび出てきた事柄を、ひたすらに心を籠めて思ひ耽つてゐたりなぞ――静かな夜は、するものである。 それは静かな航海に似てゐる。 目の、耳の、身体の四囲に、青々と広い海原が、静かな水音を響かせてゐる。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア