夏目漱石 『琴のそら音』 普通犬の鳴き声というものは、後も先も鉈刀で打ち切った薪雑木を長く継いだ直線的の声である。 今聞く唸り声はそんなに簡単な無造作の者ではない。 声の幅に絶えざる変化があって、曲りが見えて、丸みを帯びている。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア