坂口安吾 『竹藪の家』 気がつくと、矢張り多少の風の残りが、まだ颯颯と小枝を鳴らしてゐるやうである。 雲の流れは、まだ低く、まだ倉皇と速いのであらう。 すると玄也がお茶とお菓子を運んできて、机の上へ丁寧に並べ「おあがり――」と言つただけで忽ち下へスッと消えて無くなつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア