坂口安吾 『竹藪の家』 その途端に、空になつた菓子皿と茶碗を玄也はチャンと持つて降りたのであつた。 どうも鮮やかな奴である。 小男のくせに妙に身体のガッチリした、苦味走つた中々の美男子であるが、商人――といふと其れとも違ふ、出来損ひの渡世人といつた風な感じである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア