坂口安吾 『竹藪の家』 どうも鮮やかな奴である。 小男のくせに妙に身体のガッチリした、苦味走つた中々の美男子であるが、商人――といふと其れとも違ふ、出来損ひの渡世人といつた風な感じである。 どう見ても、与里の兄弟と思へる節はないのだが、流石に遺伝は争へないものとみえる。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア