坂口安吾 『竹藪の家』 音もなくシンシンと降る蒼空には溶け難いものが其処に見えた。 駄夫は階下へ降りてきた。 外の光も知らぬげに与里は六畳に伏せつており、台所には立ち働く総江の姿を見ることができたが、玄也夫妻は見当らぬし、老婆も多次郎も姿が無かつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア