すると果して其の素晴らしさが目に泌むやうに思ひつかれて、暗い心も須臾のまに溶け散るほどの感激を覚え、コツコツと咲きいるやうに顔を顰めて爽やかな光を呑んだ。
目の前の竹の梢に雀が一羽遊びに来て、物案じげな様をしながら暫のうちは動かなかつたり――見てゐたら、ときどき隣へ飛び移つて又暫くは動かなかつたり、暫くして又動いたり、やがて隣へ移らうとして、止まり損ねて向ふの奥へ逃げていつた。
この物静かな朝のしじまに、それだけの動きが画面のやうに面白く又鮮やかに映つたのである。
すると果して其の素晴らしさが目に泌むやうに思ひつかれて、暗い心も須臾のまに溶け散るほどの感激を覚え、コツコツと咲きいるやうに顔を顰めて爽やかな光を呑んだ。
目の前の竹の梢に雀が一羽遊びに来て、物案じげな様をしながら暫のうちは動かなかつたり――見てゐたら、ときどき隣へ飛び移つて又暫くは動かなかつたり、暫くして又動いたり、やがて隣へ移らうとして、止まり損ねて向ふの奥へ逃げていつた。
この物静かな朝のしじまに、それだけの動きが画面のやうに面白く又鮮やかに映つたのである。