坂口安吾 『竹藪の家』 成程店として市内の番地も示してあつたが、男の自宅は与里の家から遠くなかつた。 奇妙な場所に不思議な煉瓦塀があるものであつた。 塀本来の性質として一方には当然囲はるべき何物かがあるべき筈のものを、この豪勢な煉瓦塀は明らかに両側が道路であつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア