所詮コスモスか朝顔の類ひであらう。
入口の格子戸は開け放されてあつたが、目の前に破れ障子が鎖されてあり、傷口のやうな破れ目から奥の暗がりが覗けて見えた。
案内を乞ふと暫く音がなかつたが、やがて喫驚するほど肥つた女がブッキラ棒に現れてきて、眉を寄せ乍ら駄夫の顔をジロ/\見下してゐる。
所詮コスモスか朝顔の類ひであらう。
入口の格子戸は開け放されてあつたが、目の前に破れ障子が鎖されてあり、傷口のやうな破れ目から奥の暗がりが覗けて見えた。
案内を乞ふと暫く音がなかつたが、やがて喫驚するほど肥つた女がブッキラ棒に現れてきて、眉を寄せ乍ら駄夫の顔をジロ/\見下してゐる。