坂口安吾 『竹藪の家』 一足沓脱へ踏み入れたとたんから、駄夫はもう仕事を止して忽ち戸外へブラつき出たいと思ひはぢめてゐた。 戸外へ置き残してきた好天気が莫迦に気がかりで、この屋内の薄暗さが寸秒も堪えられぬものに思はれた。 仕事は果して駄夫の想像した通りだつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア