豆腐屋が喇叭を吹き乍ら歩いてきたが、丁度この辺が中程なので、すぐ鼻先の塀際へ荷を下し、右と左へ交互に向けて喇叭を吹きわけてゐる。
なかなか買ひ手が出ないので退屈してしまひ、変な風に吹き延したりチョン切つたりして様々な風に吹き鳴らしてゐたが、今度はポカンとして塀に凭れ空へ向つて鼻唄のやうに吹き初めた。
そして間もなく行つてしまつた。
豆腐屋が喇叭を吹き乍ら歩いてきたが、丁度この辺が中程なので、すぐ鼻先の塀際へ荷を下し、右と左へ交互に向けて喇叭を吹きわけてゐる。
なかなか買ひ手が出ないので退屈してしまひ、変な風に吹き延したりチョン切つたりして様々な風に吹き鳴らしてゐたが、今度はポカンとして塀に凭れ空へ向つて鼻唄のやうに吹き初めた。
そして間もなく行つてしまつた。