駄夫が仕事を了へた時分、露路の中には子供の数がふへてきた。
追つかけたり追はれたりして目の前をバラバラ走り過ぎて行くと、煉瓦塀の向ふ側でも同じやうな物音がしてゐる。
塀の上へヒョイと猫が現れて莫迦に悠々と歩いて行つたが、向ふの方で今度は屋根へ飛び移つたのか、白つぽい奴が屋根を斜に通つて行つた。
駄夫が仕事を了へた時分、露路の中には子供の数がふへてきた。
追つかけたり追はれたりして目の前をバラバラ走り過ぎて行くと、煉瓦塀の向ふ側でも同じやうな物音がしてゐる。
塀の上へヒョイと猫が現れて莫迦に悠々と歩いて行つたが、向ふの方で今度は屋根へ飛び移つたのか、白つぽい奴が屋根を斜に通つて行つた。