駄夫はだらしなくゴロゴロ転げて余儀なく天井を仰ぎ、「ウムウム」と唸つてゐたが、いつたい此奴はまるで子供なのだらうか、それとも、スレッカラシの遊び人にも斯うした幼稚さは失せないものであるのかと、甚だ判断に迷つたのである。
暫くして、駄夫は兎に角起き上らうとして、玄也の手を静かに振り放さすやうにし、起き上る気勢を見せた。
そこで玄也は自分から身を引くやうにして駄夫を起き上らせたが、自分は暫く心棒をなくしたやうな拠り所ない様子をしてゐた。
駄夫はだらしなくゴロゴロ転げて余儀なく天井を仰ぎ、「ウムウム」と唸つてゐたが、いつたい此奴はまるで子供なのだらうか、それとも、スレッカラシの遊び人にも斯うした幼稚さは失せないものであるのかと、甚だ判断に迷つたのである。
暫くして、駄夫は兎に角起き上らうとして、玄也の手を静かに振り放さすやうにし、起き上る気勢を見せた。
そこで玄也は自分から身を引くやうにして駄夫を起き上らせたが、自分は暫く心棒をなくしたやうな拠り所ない様子をしてゐた。