暫くして、駄夫は兎に角起き上らうとして、玄也の手を静かに振り放さすやうにし、起き上る気勢を見せた。
そこで玄也は自分から身を引くやうにして駄夫を起き上らせたが、自分は暫く心棒をなくしたやうな拠り所ない様子をしてゐた。
と、今度は急に向きを変へて与里の寝床へ身を投げて、
暫くして、駄夫は兎に角起き上らうとして、玄也の手を静かに振り放さすやうにし、起き上る気勢を見せた。
そこで玄也は自分から身を引くやうにして駄夫を起き上らせたが、自分は暫く心棒をなくしたやうな拠り所ない様子をしてゐた。
と、今度は急に向きを変へて与里の寝床へ身を投げて、