坂口安吾 『竹藪の家』 そして又幾針もせぬうちに吻つと手を休めて、膝もとに寝んでゐる多次郎の蒲団を掛け直したりした。 広い田園に夜が落ちると、ひつそりした沈黙の、音のない騒がしさがきこえるのであつた。 それを我々は夜の何処から響く音とも答へられない。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア