夏目漱石 『琴のそら音』 蝋燭の灯の細きより始まって次第に福やかに広がってまた油の尽きた灯心の花と漸次に消えて行く。 どこで吠えるか分らぬ。 百里の遠きほかから、吹く風に乗せられて微かに響くと思う間に、近づけば軒端を洩れて、枕に塞ぐ耳にも薄る。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア