坂口安吾 『蝉』 一個の、ありきたりの凡人に過ぎないことを充分に知つてゐたのだ。 友人達のやうに、私は神経質でさへなかつた。 昔は、健康も人に勝れ、旺盛な食慾もあつたし、睡むい時には落ちて行くやうに寝付いたまま、グッスリ半日の余も睡むることが出来たのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア