坂口安吾 『群集の人』 さう、たしかに。 目より上に、その部分だけ薄くモヤ/\と照らし出された階段だが、変にシインと物思ひに耽るやうな階段であつた。 先生は駆立てられるやうに、なんだか昇つてみたいやうな――寧ろ触つて……いや、兎に角何かしてみたいやうな変な気がした。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア