坂口安吾 『Pierre Philosophale』 魚臭のむせつける港で、そのころ薄幸な女と知つた。 もちろん酔余のことで、とある宿酔の朝、あとかたもなく忘れつくして別れることはなんでもなかつた。 のみならず、女と酒をくむ時でさへ、あとかたもなく忘れつくしてゐることができた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア