自分の無役な一生は、畢竟石を金とするために、そして寧ろ、石を金としたために喘ぎとほしてきたのではなかつたか、だがそれは、所詮苦笑にも価ひせず、泪にも価ひしないに違ひなかつた。
それからの呂木はすてばちを愛した。
破壊のみ唯一の完成であることを考へられてならなかつた。
自分の無役な一生は、畢竟石を金とするために、そして寧ろ、石を金としたために喘ぎとほしてきたのではなかつたか、だがそれは、所詮苦笑にも価ひせず、泪にも価ひしないに違ひなかつた。
それからの呂木はすてばちを愛した。
破壊のみ唯一の完成であることを考へられてならなかつた。