坂口安吾 『麓』 そして人を屈辱から救ひ出してくれるでせう。 併し僕は犬の生活を望むだけの卑屈な敗残者ですよ」 馬耳は青年の荒々しい語気が、水に投げられた小石のやうに、落ちて消え落ちて消える大きな夜を感じながら、ながく煙管をかみしめてゐた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア