坂口安吾 『麓』 突然夜が来てゐたのだ。 そして自分の彳む場所が、果知れぬ闇のただなかであることが分つてきた。 鮫島は、灯の洩る職員室の方向へ、急にひそ/\歩きだしたが、なぜか自分にも分らぬうちにふら/\引返して、暗闇の奥へ、廊下を反対の方向へ歩いていつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア