鮫島は、灯の洩る職員室の方向へ、急にひそ/\歩きだしたが、なぜか自分にも分らぬうちにふら/\引返して、暗闇の奥へ、廊下を反対の方向へ歩いていつた。
そして廊下の突当りの便所へ降る階段へ腰をおろして、手に顔を掩ふた。
全てが不可能に見えてゐる、心さへ、そして激しい絶望さへ。
鮫島は、灯の洩る職員室の方向へ、急にひそ/\歩きだしたが、なぜか自分にも分らぬうちにふら/\引返して、暗闇の奥へ、廊下を反対の方向へ歩いていつた。
そして廊下の突当りの便所へ降る階段へ腰をおろして、手に顔を掩ふた。
全てが不可能に見えてゐる、心さへ、そして激しい絶望さへ。