坂口安吾 『麓』 大きな闇が、目当ない彼の心を慰めてくれた。 結局彼は学校へ現れたが、もはや一つの電燈が校門に小さく薄暗く凍みついてゐるばかりであつた。 宿直室の外手へ廻つて窓をコツ/\打つてみたが、中に応へる気配がなかつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア