坂口安吾 『山の貴婦人』 が、やをらお部屋の廊下へ平伏してふすまの向ふへはひ込んでいつたかと思ふと、やがて音もなく現れてきて、「いづれ、とらせる」といつたさうである。 それから二週間すぎた。 また同じ所作を繰返して、三太夫の奴、いづれとらせると静かに答へたといふのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア