坂口安吾 『愉しい夢の中にて』 旅先であつたらしい。 ひどい旅愁に苦しめられてゐたのである。 どつちを眺めていいのか分らなかつたり、どの見知らない方角を眺めることも苦しかつたり怖ろしかつたり、身体が蒼白く痩せてしまひさうな心細い旅愁であつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア