九月にこの坊主の紹介で黒部山中の酒造家へ草鞋をぬぐ予定です。
頃しも酒のなんとやらいふ季節でありますが、さういへば流浪の餞別にと君から貰つた酒盃、君の店で最も高価な珍器といふ御自讃であつたが、坊主の意見によれば名古屋製のまがひ物の由、黒部山中の清酒にはちと向きかねるといふ辛辣な眼識でありました。
さて、紀元よりの課題の件、改まつてどういふことを五枚の原稿紙に書きつらねていいやら、とんと見当がつかない。
九月にこの坊主の紹介で黒部山中の酒造家へ草鞋をぬぐ予定です。
頃しも酒のなんとやらいふ季節でありますが、さういへば流浪の餞別にと君から貰つた酒盃、君の店で最も高価な珍器といふ御自讃であつたが、坊主の意見によれば名古屋製のまがひ物の由、黒部山中の清酒にはちと向きかねるといふ辛辣な眼識でありました。
さて、紀元よりの課題の件、改まつてどういふことを五枚の原稿紙に書きつらねていいやら、とんと見当がつかない。