坂口安吾 『淫者山へ乗りこむ』 奔流を渉る途中、わづかの動揺を利用して娘の頬にその唇を当てさへすればよかつたのです。 併し彼の片意地な首はまるで堅い棒のやうに却つて不自然に直立せずにはゐられません。 さうして甚だ大股に奔流を渉り終つてしまひました。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア