坂口安吾 『蒼茫夢』 その未明おのづと草吉が目を覚して暫くの時がすぎたとき、ほのかな一ときれの白が空の奥手に浮かびでたやうな気配がした。 気配はしたがそれは草吉の気のせゐであつた。 実際は明るくなつてゐなかつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア