坂口安吾 『蒼茫夢』 さうして、その山猫と二本の材木のやうに重なりあひ絡みあつて沈湎するところの暗黒の行に一層の救ひを空想した。 ところが山猫に惚れてしまふと、相手は肉を売る商売女に拘らず、当太郎は女に言ひよる大事な度胸がなくなつたのだ。 これは奇妙な話だつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア