坂口安吾 『蒼茫夢』 左腕は首につるし、右足は仰山にびつこをひき、竹の杖に縋りながら奇妙奇天烈な腰つきをして、ひどい渋面をつくりながら街を通つてくるのである。 それが毎日のことだつた。 あとで判つたところによると、当太郎は微塵も怪我をしてゐないのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア