坂口安吾 『蒼茫夢』 それから結婚の話とはまるで別な、とんちんかんな世間話を然し甚だ落付いて二言三言交しておいて、それで何一つ思ひ残すことはないといふやうなサバ/\した様子で帰つていつた。 勿論弥生の返答は皆目きかずじまひであつた。 返答の隙さへなかつたのであつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア