ましてそれからの二ヶ月あまり不意に音沙汰がなくなつてしまふと、当太郎が落していつた幾らでもないしみは弥生の心から跡形もなく立ち去つてしまひ、久方振りで南の旅から帰つてきても、弥生はなんのこだわりもなく無関心で、全てが過ぎ去つた様子であつた。
新らたな変化は当太郎の自殺未遂から起つたのである。
さうとしか思はれないのだ。
ましてそれからの二ヶ月あまり不意に音沙汰がなくなつてしまふと、当太郎が落していつた幾らでもないしみは弥生の心から跡形もなく立ち去つてしまひ、久方振りで南の旅から帰つてきても、弥生はなんのこだわりもなく無関心で、全てが過ぎ去つた様子であつた。
新らたな変化は当太郎の自殺未遂から起つたのである。
さうとしか思はれないのだ。