坂口安吾 『蒼茫夢』 またその俺が、この巨大な風洞のやうな夜空の影を見たために港の酒場へ行つて女を膝にのせながら酒を呷つてゐたとしたら、それは不思議ではないのだらうか。 草吉の心はなぜか生き生きと浮きたつてきた。 彼は自らの耳へきかせるやうに、声高に呟いた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア