坂口安吾 『蒼茫夢』 両頬はげつそり落ち、額はやつれ、肢体も目立つて瘠せたやうに思はれたが、二つの眼だけ狂つた獣のやうに光つてゐた。 草吉の住居から立ち戻つて以来、一睡もとらずに書いたり読んだりしてゐたのだと言つた。 草吉は用件を手短かに物語つた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア