分りかけたやうな気持だけして、その実正体のつかめない色々のことが、手紙でも書いてるうちにヒョッとして突きとめることができやしないかと考へたのだ。
ところが書きだしてみると、疑ぐる必要のなかつたことまで、みんな嘘つぱちにみえてきたのだ」
当太郎は立ちあがつてから、何か考へだすやうな様子をしながら言つた。
分りかけたやうな気持だけして、その実正体のつかめない色々のことが、手紙でも書いてるうちにヒョッとして突きとめることができやしないかと考へたのだ。
ところが書きだしてみると、疑ぐる必要のなかつたことまで、みんな嘘つぱちにみえてきたのだ」
当太郎は立ちあがつてから、何か考へだすやうな様子をしながら言つた。