坂口安吾 『蒼茫夢』 翌日の早朝、宮内で乗換え、まぢかに海の見える停車場で降りた。 そこが鯨波だつた。 宮内あたりまでは目覚ましい積雪が視界を掩ふてゐたのだが、海へ近づくにつれて雪は次第にすくなくなり、鯨波では殆んど雪を見ることができなくなつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア