最後に椋原孔明氏がからくも斯様に呟いた瞬間は、彼が丁度停車場へ片足辿りついた時であつた。
同時にそれは、扨て、これからワシはどこへ行つたらいいんぢやらうといふ皆目目当のない不安が一時にこみあげてきて、胸が全く暗闇になつた時でもあつた。
さういふわけで、最後の呟きを洩らした瞬間、彼はもはや全くどうすることもできなくなつたのであらうが、なんの躊躇ふところもなく傍へのベンチへただヘタ/\と崩れ落ちたのであつた。
最後に椋原孔明氏がからくも斯様に呟いた瞬間は、彼が丁度停車場へ片足辿りついた時であつた。
同時にそれは、扨て、これからワシはどこへ行つたらいいんぢやらうといふ皆目目当のない不安が一時にこみあげてきて、胸が全く暗闇になつた時でもあつた。
さういふわけで、最後の呟きを洩らした瞬間、彼はもはや全くどうすることもできなくなつたのであらうが、なんの躊躇ふところもなく傍へのベンチへただヘタ/\と崩れ落ちたのであつた。