同時にそれは、扨て、これからワシはどこへ行つたらいいんぢやらうといふ皆目目当のない不安が一時にこみあげてきて、胸が全く暗闇になつた時でもあつた。
さういふわけで、最後の呟きを洩らした瞬間、彼はもはや全くどうすることもできなくなつたのであらうが、なんの躊躇ふところもなく傍へのベンチへただヘタ/\と崩れ落ちたのであつた。
――これから先の心境の変化は先刻すでに書いておいた通りである。
同時にそれは、扨て、これからワシはどこへ行つたらいいんぢやらうといふ皆目目当のない不安が一時にこみあげてきて、胸が全く暗闇になつた時でもあつた。
さういふわけで、最後の呟きを洩らした瞬間、彼はもはや全くどうすることもできなくなつたのであらうが、なんの躊躇ふところもなく傍へのベンチへただヘタ/\と崩れ落ちたのであつた。
――これから先の心境の変化は先刻すでに書いておいた通りである。