第二の人物氏邸の門前まで辿りついた時のことだが、ガサツな奴め!
鼻持ちならないにやけた根性の瓢六玉で、いきなりクルリと振向くと尻尾を下げて後ろも見ずに走りだした。
孔明氏が吃驚して、ドドドドどこへ行くんだ、オオおれの行先はそつちぢやないぜと言つてるうちに一町あまり戻つてしまつて、それですんだと思ひのほか太い畜生があるもので、まるで散歩に来たやうな取済ました面魂で第二の人物氏邸を大廻りに一周した。
第二の人物氏邸の門前まで辿りついた時のことだが、ガサツな奴め!
鼻持ちならないにやけた根性の瓢六玉で、いきなりクルリと振向くと尻尾を下げて後ろも見ずに走りだした。
孔明氏が吃驚して、ドドドドどこへ行くんだ、オオおれの行先はそつちぢやないぜと言つてるうちに一町あまり戻つてしまつて、それですんだと思ひのほか太い畜生があるもので、まるで散歩に来たやうな取済ました面魂で第二の人物氏邸を大廻りに一周した。