坂口安吾 『金談にからまる詩的要素の神秘性に就て』 孔明氏は絶望した。 猫イラズにしやうか、瓦斯管を頬ばらうか、いつそ身投げにしてくれやうか。 さういふ下品な考へごとが浮んだおかげで、今度は逆に奇蹟のやうな勇猛心が溢れあがり(――といふほどでもないが)まづ、溢れるやうに零れてきたと言つておかうか。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア