坂口安吾 『逃げたい心』 安心してこの径をまつすぐお帰りなさいまし」 とつけ加へ、やがて暗闇の底へ沈んでいつた。 それから蒲原氏は躄のやうに動きだしたが、幾度となく山径の上へへばりついて休憩しながら、一里足らずの山径を、漸く温泉へ辿りつくことができたのだつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア