世のつねの宿のよもぎに思ひやれそむきはてたる庭のくさむら」と、その一生の日記を書き終つてゐるのであります。
君は常々叡智ひらめく童女たちがやがて一介の女となりはててしまふことを嘆いてゐますね。
更科日記の著者も亦結局あきらめに生きるあの日本のひとりの女であつたのでしたが、この素直な無常観はひねくれた僕の心も打ちますし、また思ひ出の素直さが、清らかなほど澄んだ絵巻をくりひろげてもくれます。
世のつねの宿のよもぎに思ひやれそむきはてたる庭のくさむら」と、その一生の日記を書き終つてゐるのであります。
君は常々叡智ひらめく童女たちがやがて一介の女となりはててしまふことを嘆いてゐますね。
更科日記の著者も亦結局あきらめに生きるあの日本のひとりの女であつたのでしたが、この素直な無常観はひねくれた僕の心も打ちますし、また思ひ出の素直さが、清らかなほど澄んだ絵巻をくりひろげてもくれます。